IPO新規公開株式の話題ではなくて恐縮ですが、投資信託の売買報告になります。
11月14日(月)(営業日ベース)に投資信託を解約しました。(約定日:11月15日、受渡日:11月18日)
解約したのは、「豪ドル債券インカムオープン(夢実月)」になります。
( ファンドを解約した金融機関は千葉銀行 )
今年2016年の2月に購入したファンドですが、購入以後、パフォーマンスが芳しくない中にあって、
為替相場が足元で円安になったことが手伝い、投資元本をほぼ回復したことと、
今後における同ファンドのパフォーマンスの伸長が、私の分析では見込み難いことから、
保有する口数の大部分を解約する判断に至りました。
このファンドを解約した理由としては、
1.ファンド個別要因
直接利回りが4.10%に対して、最終利回りはわずかに1.99%。(2016年11月18日現在)
どうしたらこれほどの差が開くのか甚だ疑問。
債券組入れに際して、プライマリーでのオーバーパーでの購入でこれほどの差が付くとは考え難い。
となるとセカンダリーで相当の高値掴みをしていることになるが、信じられないトレードに当たる。
債券組入れをより安値で手当てするためのトレードメソッドを持ち合わせていないのだろうか。
購入した時点での最終利回りは3.0%以上あったはずなので、
投資対象とすべきファンドとしての最低限のインカムゲインを購入基準のひとつとしたのだが、
現状、運用の方向性が異質なものになってきたとの印象。
若い頃、この運用会社の前身のひとつで運用をしていたことがあるので応援したいのですが。
2.マーケット要因
豪ドル10年債の利回りについて、11月14日の15時時点で2.660%。
米大統領選以降での、米債券利回り上昇の流れを受けて豪債券利回りも上昇。
既発の債券価格はその分だけ低下することにより、短期的に基準価格にはマイナスファクター。
為替相場は、豪ドル/円については11月14日(月)の15時直前のタイミングで、
81円15銭となっており、ファンドを購入した2月10日の時点よりも豪ドル高円安にようやく到達。
円は対米ドルでは円安の振れ幅が大きくなってきたが、豪ドルは米ドルに対して逆にやや上昇。
従って、クロス円としては、豪ドルに対して円安の進展はあまり期待できないことから、
現状の豪ドル/円の水準で手仕舞いすることを決断。
結果的には、投資元本自体を回収して何も残らなかったことになります。
購入時点と解約時点を比較して、債券利回りは20bp程上昇(債券価格は低下)、
為替は2円程の豪ドル高円安、両者を相殺したところで、最終利回りで2%にも満たない
債券の利子収入は、投資期間10ヶ月でほとんど投資収益に寄与していない印象になります。
以上、少しでもご参考になりましたら幸いです。
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11月14日(月)(営業日ベース)に投資信託を解約しました。(約定日:11月15日、受渡日:11月18日)
解約したのは、「豪ドル債券インカムオープン(夢実月)」になります。
( ファンドを解約した金融機関は千葉銀行 )
今年2016年の2月に購入したファンドですが、購入以後、パフォーマンスが芳しくない中にあって、
為替相場が足元で円安になったことが手伝い、投資元本をほぼ回復したことと、
今後における同ファンドのパフォーマンスの伸長が、私の分析では見込み難いことから、
保有する口数の大部分を解約する判断に至りました。
このファンドを解約した理由としては、
1.ファンド個別要因
直接利回りが4.10%に対して、最終利回りはわずかに1.99%。(2016年11月18日現在)
どうしたらこれほどの差が開くのか甚だ疑問。
債券組入れに際して、プライマリーでのオーバーパーでの購入でこれほどの差が付くとは考え難い。
となるとセカンダリーで相当の高値掴みをしていることになるが、信じられないトレードに当たる。
債券組入れをより安値で手当てするためのトレードメソッドを持ち合わせていないのだろうか。
購入した時点での最終利回りは3.0%以上あったはずなので、
投資対象とすべきファンドとしての最低限のインカムゲインを購入基準のひとつとしたのだが、
現状、運用の方向性が異質なものになってきたとの印象。
若い頃、この運用会社の前身のひとつで運用をしていたことがあるので応援したいのですが。
2.マーケット要因
豪ドル10年債の利回りについて、11月14日の15時時点で2.660%。
米大統領選以降での、米債券利回り上昇の流れを受けて豪債券利回りも上昇。
既発の債券価格はその分だけ低下することにより、短期的に基準価格にはマイナスファクター。
為替相場は、豪ドル/円については11月14日(月)の15時直前のタイミングで、
81円15銭となっており、ファンドを購入した2月10日の時点よりも豪ドル高円安にようやく到達。
円は対米ドルでは円安の振れ幅が大きくなってきたが、豪ドルは米ドルに対して逆にやや上昇。
従って、クロス円としては、豪ドルに対して円安の進展はあまり期待できないことから、
現状の豪ドル/円の水準で手仕舞いすることを決断。
結果的には、投資元本自体を回収して何も残らなかったことになります。
購入時点と解約時点を比較して、債券利回りは20bp程上昇(債券価格は低下)、
為替は2円程の豪ドル高円安、両者を相殺したところで、最終利回りで2%にも満たない
債券の利子収入は、投資期間10ヶ月でほとんど投資収益に寄与していない印象になります。
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